[2011年2月25日付]
電波タイムズ
第40回NHK番組技術展に出展されたNHKとの共同開発製品「骨伝導キャスターイヤホン」の紹介記事が掲載されました。
(許可を得て掲載しています。)
放送現場ならではの創意工夫が満載!
第40回NHK番組技術展
骨で聞く「骨伝導キャスターイヤホン」
放送技術局 報道技術センター
骨伝導によって聞く音は、鼓膜を通して聞く「気導音」と異なり、骨を伝って聞く「骨導音」となる。その最大の特長はイヤホンをしている人だけに聞こえ、音声漏れやハウリング現象を引き起こす心配のないこと。また騒音のある場所でも明瞭に聞こえ、さらに長時間聞いていても疲れない。
これまでも骨伝導のイヤホンは存在していたが、直径14ミリと大きくて重たい仕様となっているのが難点だった。
そこでNHKでは、小型で明瞭に聞こえ、しかも長時間使用していても疲れない「骨伝導キャスターイヤホン」をゴールデンダンスと共同で開発した。
開発したイヤホンは男性用と女性用の2種類があり、男性用が12ミリ、女性用は10ミリと従来型のものより極めてコンパクト。そのため疲れにくく、見た目の違和感もない。またソフトタイプのゴム形状でしっかりと固定できるので、装着が外れにくい構造となっている。しかも左右どちらの耳にも関係なく使用できるので便利だ。
NHKのニュースセンターで現在使われているイヤホンは「空気式」で、耳への取り付け方や装着の仕方によっては安定した音声が届かないことがあるという。しかも左右それぞれ独立した専用タイプでコスト的にもかかっていたという。NHKでは、新開発のイヤホンの導入を順次進めていき、「骨伝導キャスターイヤホン」をニュースキャスターの標準イヤホンとしていく計画だ。
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