ゴールデンダンス（06・4255・3030、http://www.goldendance.co.jp）は、耳でなく骨で聞く骨伝導ビジネスを展開。世界初の新商品を開発、“ヘッドホン革命”を起こそうとしている。
骨伝導は、耳の鼓膜ではなく、耳に伝わる振動で音を聞く仕組み。「こんな素晴らしい技術はもっと広めるべきだと思いました」と、中谷明子社長（＝写真）。
当時サラリーマンをしていたご主人の中谷任徳さんと一緒に、骨伝導ベンチャーを立ち上げた。独自の振動子を開発し、自社ブランドで本格的に事業化した。
50〜1万2000ヘルツ帯まで広げて音質を向上。難聴者だけではなく、音楽マニアが聴くタイプなど各種の骨伝導を商品化している。クラクションの音が聞こえても安全、大音量で長く聞いても難聴障害にならないなど、多くの特色を持つ。
自社開発の骨伝導式ヘッドホン「AUDIO BONE AQUA」は、米ラスベガスの世界的な家電展示会「インターナショナルCES」で、日本の中小企業としては初めてイノベーションアワードを受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。
パソコンで聴けるUSB用の骨伝導イヤホン「PC BONE IN」を開発、7月から発売した。やさしいクリアな音が骨を通じて聴け、スカイプ（インターネットを利用した音声通話ソフト）を利用した通話にも役立つと早くも人気だ。
